ポートフォリオ検討会ACCELで第二回コアレクチャーを行いました。
私自身が専攻医の時、理解が難しかった「生物心理社会モデル ( BPS モデル) 」を取り上げてみました。1970年代に精神科医であるエンゲルにより唱えられたBPSモデルは、当時医学界の流行であった「生物医学モデル」を見直すきっかけを与えました。
そのエンゲルが提唱した「エンゲルの階層モデル」を理解することで、ある個人における生物心理社会における問題それぞれが、密接に関連していると理解が深まります。そしてある個人の変化が、その家族や周りの人たち、そして社会にも影響を及ぼすのです。
今回は実際に医療人として働いていれば誰でも経験するような高齢者の誤嚥性肺炎の事例をもとに、BPSアプローチを利用してどんな展開できるか考察しました。
名古屋大学総診では引き続き、こんなレクチャーを交代で行っていきます。是非皆様の参加をお待ちしております。